うつ病の治し方 その①

内山 和久
WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
内山 和久
詳しいプロフィールはこちら

こんばんは、内山です。

今回からシリーズで『Hole理論で考えるうつ病の治し方』をお伝えします。

うつ病は誰でも聞いたことがある有名な病気ですが、
しかし、未だに誤解されることが多い病気です。

例えば、うつ病は甘えである、とか、
気のせい、とか
うつ病は一瞬で治る、

みたいなことが言われていますが、
これらは大きな間違いです。

1回目にお伝えすることは「うつ病」とは何か?です。

シリーズ全体を通じて、どうすれば治るのか?
ということをお伝えしていきます。

まず前提の知識としてお伝えしたいことは、

最新の研究まで

「なぜ、人はうつ病になるのか?」

ということさえ分かっていないということ。

ようやく今年(2020年6月)になって
東京慈恵会医科大学の近藤一博教授が
HHV-6型のヒトヘルペスウイルスが
うつ病に関連していると報告されました。

近藤教授によると、
HHV-6型のヒトヘルペスウイルスが
うつ病に関連しているタンパク質を作るとし、

そのタンパク質はSITH-1と名づけられていて
疲労やストレスを感じるとSITH-1が増えるということ。

そしてうつ病患者の8割がSITH-1の影響を受けていたそうです。

しかし、今のところ、うつ病との明らかな関係性が分かっていない状況です。

もちろん、これからさらなる研究が進められるので
明確な関係性やうつ病の予防ができるようになるかもしれません。

あと、分かっていることは、うつ病になると、

セロトニンとノルアドレナリンという
脳内物質が枯渇するということ。

つまり、セロトニンとノルアドレナリンが
うつ病と関連していることはほぼ間違いありません。

セロトニンは精神の安定や安心感、平常心を与えます。
ノルアドレナリンは集中、積極性を持ちます。

つまり、セロトニンとノルアドレナリンが枯渇すると
やる気がなくなり、疲労感を感じたり、
睡眠、食欲、性欲などの生命の基本的な活動も阻害されます。

ごく稀に、うつ病は一瞬で治るという情報もありますが、
それは脳内物質の観点から言えば、
セロトニンとノルアドレナリンが一瞬で満たされて
それが枯渇することなくなるということ。

それは、複雑骨折した骨が一瞬で治るというのと
本質的に同じなので、それは考えにくい。

うつ病はそのような生半可な病気ではなく、
とにかく辛くて厳しい病気と捉えた方がいい。

それでは「Hole理論」で考えるうつ病の治し方は、
大きなテーマとして「安心」を取り戻すこと。

『安心』は、人生の土台になければいけません。

これは直感的に考えて欲しいのですが、
心が安心・安定している状態で、
うつ病になるのは難しいでしょう。

心が安定しているのに、うつ病になる。
安心感があるのに、うつ病になる。

こうした状態には多くの人が矛盾を感じて貰えると思います。

それでは、ここから安心をテーマに話します。

あなたが、明日会社に行くと
いきなり上司に呼び出されました。

不穏な空気を感じたあなたは、
「何があったんだろう?」と
『不安な気持ち』になります。

そして上司に呼び出された部屋に入ると
あなたは会社をクビになると聞かされました。

もちろん、これは仮の話ですが、

人は誰しも会社をクビになると
不安な気持ちになります。

これは何も特殊なことではなく、
心の動きとしては自然なことです。

不安な気持ちを詳しくみてみると・・・

新しい会社に就職できなかったらどうしよう?と不安になったり
貯金が全部なくなったらどうしよう?と怖くなったり
次の会社で給料が下がったらどうしよう?と思ったり
新しい会社で人間関係を築けるだろうか?と不安になる人もいるでしょう。

つまり会社をクビになったことが原因で、
心が「不安」を感じるわけですね。


うつ病になる切欠を考えると
人生の挫折、失敗、大切な人を亡くすこと
があります。

これらは全て「不安」に感じる要因であり
これらがうつ病になる切欠になります。

これまで多くのクライアントと関わる中で、
こうした辛い体験をされうつ病になった人が沢山いました。

今回の記事で最後にお伝えしたいことは
うつ病になる人は、必ず「2つこと」
大きく関係しているということ。

それは、『不安』『自責の念』です。

不安な気持ちが長期間続くだけでは
人はうつ病になりません。

不安に加えて、
『自分を責める気持ち』が必要です。


どうして、こんなこともできないんだ!と自分を責める。
自分の責任だ!と自分を責める。

こうした気持ちがうつ病には欠かせません。

つまり、不安な気持ちはあっても、
自分を責めない人はうつ病にはならないのです。

別の言い方をすれば、
頑張りすぎる真面目な人がうつ病になります。

そもそも頑張ろうと思わなければ
人は落ち込まないし、失敗もしません。

頑張って、失敗して、自分を責めるから
人は辛くなり、それが一定ラインを超えると
うつ病になります。

そのラインは個人差がありますが、
頑張らない人、自分を責めない人は、
絶対にそのラインを超えません。

「Hole理論」ではそれぞれのタイプで
頑張ること、自分を責める傾向なども
お伝えしています。

自分のタイプの知りたい人に
タイプ診断もご用意しています。

10個の質問に答えるだけで、あなたのタイプが分かります。


https://resast.jp/page/fast_answer/5926


次回は、「うつ病の治し方 その②」をお届けします。

この記事を書いている人 - WRITER -
内山 和久
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© , 2020 All Rights Reserved.     特定商取引法に基づく表記