不登校から復帰できない→母親の厳しい生き方が緩めば解決します
こんにちは、内山です。
この記事はお子さんが不登校や引きこもりになったお母さんに向けて脳科学的に正しい解決方法をお伝えしています。
今回が4本目の記事で、前回までの記事のおさらいからはじめます。不登校になる原因は大きく分けると3つに絞られます。
- 1.発達障害、学習障害、統合失調症などの先天的な原因
- 2.いじめ・嫌がらせ
- 3.メンタルの問題(親子問題)
1番は先天的な問題が原因が大きいため、基本は環境調整での対応になります。無理に勉強をさせたり、学校に行かせることは本当の意味で子どものためにならないことが多いので注意が必要。
ただし、発達障害はとても誤診が多いため本当に信頼できる医療機関での受診をオススメします。特にADHDは誤診が多く、私のクライアントも高い確率で誤診が起こっています。(=実際は親子問題であることが多い)
2番はいじめ・嫌がらせの問題で、現在のいじめや嫌がらせは水面下で巧妙に行われていることが多く、その実態を把握することが難しいことがあります。
第一に子ども自身が自分がイジメを受けていることが言えないことが多い。第二に身体的暴力がなく発見し辛い。みんなで無視をしたり、のけ者にするという精神的なイジメのケース。第三に学校が隠蔽体制のことがあり、まともに対応しないことがあります。
ご両親ができることは、学校の友人に直接、聞いてみること。そこでイジメの実態が分かることがあります。
3番はメンタルの問題で、不登校になる原因は必ず親子問題に行き着きます。そして大抵の場合、母親の生きづらい生き方を子どもが受け継いでいることが原因になっています。
もし不登校や引きこもりのお子さんが幼稚園時代から集団行動に馴染めず、人の顔色を伺っていたとすればそれは母親の厳しい生き方を受け継いでいるから。実際、母親も幼稚園時代からその傾向があったはず。
ブログに詳しく書きました。https://t.co/JpcA1h3HPO
— 内山和久 人生はメンタルが9割 (@uchiyama_kazu_) May 25, 2022
今回の記事は親子問題で不登校になっている子どもへの正しい理解と解決策を書いています。
※以前の記事は一番下に貼っているので、まだ読んでいない方はそちらからどうぞ。
不登校は母親の厳しい生き方が緩めば解決する
親子問題が原因で不登校になっている子どもは、幼稚園や保育園の頃から人見知りで集団に上手く馴染めないことが多いです。場合によってはチックや起立性調節障害の症状が出たり、発達障害と診断されているケースもあります。
ここで大切なことは、この記事を読んでくれているお母さんも、子どもの頃から人見知りで集団に上手く馴染めないということはありませんでしたか?
もし、私もそうだったという場合、お子さんはそんなお母さんの生き方を受け継いでいます。だから学校で不安が強くなり、友達や先生とも良好な人間関係を築くことができず、学校に行けなくなっています。
「え?!本当ですか?」と思われるかもしれませんが、間違いなくお母さんの生き方を受け継いでいます。なので、不登校を解決するためにはお母さんの厳しい生き方が緩まれば自然に解決します。
まず下記の10個の質問のうち、いくつ当てはまるかをやってみてください。
- 子どもの頃から親に甘えたことがない
- 集団行動が苦手
- 自分が間違っていると感じることが多い
- 人に助けを求めるのが苦手
- 子どもは可愛いと思うが、怖いと感じることがあった
- 自分の行動に自信が持てない
- 昔から子どもが死ぬかもしれないと不安になることがあった
- 考えてみればいつも不安と焦りがある人生だと思う
- 子どもの頃から自分は普通じゃないと感じてきた
- みんなでワイワイ楽しめる感覚がよく分からない
上記の10個の質問のうち7つ以上当てはまっている場合、同じような気持ちをお子さんも受け継いでいます。
お母さんの厳しい生き方をリセットすれば、子どもの生き方も同時に変わります。その結果、不登校問題も自然に解決することができます。
やってはいけない対応
結論からお伝えすると、お母さんが変わらずに、子どもだけが変わることは基本的にありません。
よくある事例では、子どもの気持ちを尊重しようとするあまり自由にさせる。なんでも言うことを聞いてあげようとする姿勢。
子どもの気持ちを尊重し自由にさせるのは、一見、お子さんのことを考えているように思えます。しかし、不登校の子を持つ母親は、心の奥底で子どもに対して「申し訳ない」という引け目を感じていることがよくあります。
つまり、子どもを自由にさせるのは、引け目を感じている埋め合わせの要素が強いわけです。子どもに対して悪いことをしている気がしている、だから子どものに強く言えない。このような心理が働いている間は、不登校は解決しません。
なぜなら前回の記事でお伝えした『心の距離』が遠い状態が続いているからです。
また甘えないでちゃんと学校に行きなさいという対応もよくありません。メンタルが原因で学校にいけない子どもは甘えではなく、とても頑張り屋さんでお母さんに認められたい。
母のために頑張ろうとしている時に、さらにプレッシャーをかけられると子どもの心理状態はさらに追い込められます。その結果、小学校では頭痛や腹痛など身体に不調が現れることがあります。なかには起立性調節障害を抱える子どもいます。
これらはすべて強いプレッシャーによるもの。中学生以上になると精神的な不調が出たり、なかには非行に走るケースもあるので注意が必要です。
心の穴を埋める
お母さんの厳しい生き方をリセットしてあげると不登校は解消される。おそらく、このような主張をしている専門家はあまりいないと思います。しかし、メンタルが原因で不登校になっているお子さんには何よりも効果があることをお約束します。
なぜなら、先ほどからお伝えしている通り、お母さんの厳しい生き方を強く受け継いでいるからです。
母の厳しい生き方とは、子どもの頃から、いつも不安と焦りを抱えながら、人に助けを求めない人生のこと。学生時代から集団に上手く馴染めず、人間関係を築くのが苦手で、クラスでは少し浮いた存在。いつも自分は間違っているんじゃないか?と不安になりながら、気づけば自分を責めている。このような生き方のことです。
おそらくお子さんも、幼稚園や保育園から上手く集団に溶け込めず、人の顔色を伺ってきていた。お母さんと離れると強い不安を感じ、時に泣いてしまう。小学生になるとお母さんと離れても泣くことはなくなりますが、人見知りで集団に馴染めない状態が続いていたと思います。
それはまさしく、お母さんの生き方を子どもが受け継いでいる状態。だからこそ、お母さんの厳しい生き方をリセットしてあげればいいわけです。その方法を「心の穴」を埋めると呼んでいます。
心の穴とは?
心の穴とは人生全般に強い影響を与えているメンタルブロックのこと。心の穴は大人になる過程でできます。
例えば、信頼していた人に裏切られると人間不信になる人がいるように、経験したことが原因で心理的なブロックを創り出すことがあります。
心の穴に関しては10個の質問に答えるだけで、どんな心の穴があるのかが分かるタイプ診断を用意しています。興味がある方はこちらから試してみてください。あくまでも簡易版のため診断結果にズレが生じることもありますが、ある程度の特徴は分かります。
不登校の子を持つ母親は、『心に安心がない状態』で生きていることが多く、子どももその安心がない状態を受け継いでいます。お友達と比べて不安になることが多いのは、心に安心がない状態で必死に頑張っているからです。
心の穴を埋める
心の穴を埋めるためには、まずどんな心の穴があるのかを知る必要があります。その後で心の穴に特化したカウンセリングを受けることで埋めることができます。
メンタルが原因で不登校や引きこもりになっているお子さんを持つお母さんは、「安心」に関わる非常に根深い心の穴があるため、10回はセッションが必要になると考えてください。どうしても時間はかかりますが、必ず不登校は解消できることをお約束します。
厳しい言い方になってしまいますが、今までと同じようなやり方で対応していると問題は長期化する可能性が高いです。
毎月10名様限定で私たちプロコーチが脳科学と心理学の観点から行う50分間の無料カウンセリングを開催しています。
話す内容は、zoomを使って好きな場所から参加していただき、お子様の状況を詳しくお聞きした上で、不登校や引きこもりの原因をプロの視点から解明するというものです。
10年以上引きこもりが続いているケースのご相談でもお受けすることが可能です。また引きこもっているご本人様のご相談も大歓迎です。
私たちはどのようなケースでも解決できるプロ集団です。毎月キャンセル待ちが出ているため、お早めの対応をお勧めします。もちろん無理な勧誘など一才ないことをお約束します。無料カウンセリングを希望される方はこちらから。
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