人生のガチ勢になる
コーチングの世界では、これまで大きなゴールを持つことが推奨されてきました。
この10年、コーチングを広めてきて分かったことは、大きなゴールは必要ないってこと。
なぜなら、多くの人はここで躓くからです。
ゴール設定ができない。
ゴールを掲げても、人生が変わらない。
ほとんどの人はここで悩み、グルグルと迷路に迷い込んでしまうからです。
この事実はコーチングを広めてきた俺としてはとても大きなショックでした。
なぜなら、コーチングを広めるために出版社も作ったし、教育会社も作ったからです。
例えば、10年前にコーチングを学んだけど、未だにゴール設定ができなくて悩んでいるという相談もよく受けます。
大きなゴールを設定する。
これは誰でも理解できるし、理屈的に正しいことです。
しかし、実際にこれができる人はほとんどいません。
頭では理解できるけど、本当に心から達成したいと思える大きなゴールを設定することは超難易度が高いです。
まず第一にブチ当る大きな壁は、心からやりたいと思える大きなゴールを設定できない問題です。
例えば、「世界平和」というゴールは、誰も否定できない理想的なゴールです。
だから実際、コーチングを学んだ人の多くは、世界平和をゴールに掲げます。
しかし、この「世界平和」というゴールを、本当に心から達成したいと思うかどうかは別問題です。
なので、世界平和をゴールを掲げると、結局、行動に繋がらなかったり、行動しても途中で挫折します。
なぜなら、心から成し遂げたい!と思えないからです。
もちろん、世界を見れば、イーロンマスクのように子どもの頃から、人類を火星に移住させるという巨大なゴールを掲げ、実際に宇宙事業に乗り出している人もいます。
しかし、彼のように、大きなゴールを掲げ、そして実際に成功する人は、確率論的にめちゃくちゃレアです。
彼のような人材は、何百万人に1人、何千万人に1人の確率でしか存在しません。
これは俺の反省すべき点ですが、以前、企業研修の中でイーロンマスクを具体例にしてコーチングを説明している時期がありました。
しかし、イーロンマスクのような超レアな人を前提に話したとしても、何の参考にもなりません。
なぜなら、こうすれば300キロのバーベルを持ち上げられる!と言われても、それが実際にできる人はほぼいないのと同じ。
ツチノコのような生物をベースに考えても、結局、真相はいつも霧の中です。
数学であれば、理論的に考えて計算していけば、必ず答えにたどり着きます。
しかし、心からやりたいことは、論理の外にあるので、いくら頭で考えても答えにたどり着きません。
論理的に考えようとすればするほど、よく分からなくなってしまいます。
それじゃーどうするのがいいのか?といえば、何に対してガチになれるのか?を考えることからスタートしてみてください。
なぜなら、ガチになれるということは、本当にやりたいことの可能性が高いからです。
真打はもちろん、これまでお伝えしてきた「Hole理論」がありますが、この話は長くなるので、また別の機会に。
「Hole理論」のタイプ診断を貼っておくので、自分のタイプを知りたいという方はやってみてください。
10個の質問に答えるだけであなたのタイプが分かります。
https://resast.jp/page/fast_answer/5926
あーそんな考え方、見方があるんだ!と感じて貰えると思います。
では!