本来あるべきあなたの人生を

俺たちの中にある鬼舞辻無惨

内山 和久
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こんにちは、内山です。

今日は「鬼滅の刃」の最終巻を読んだ感想を書きます。

なので23巻を読んでいない人は

めちゃくちゃネタバレになるので気をつけてください(笑)。

先日、23巻が届き、一気に読んで、

コーヒーを飲んで

もう一度読みました。

気づいたら目が腫れていたけど、

さらにもう一度、読みました。

この最終巻で鬼滅のテーマが最も凝縮されているのは

無惨が炭治郎を乗っ取ろうとするシーンだと感じました。

無惨が死ぬ間際、自分の意思を継がせようと

炭治郎を支配しようとするシーンです。

なぜ、このシーンなのか?といえば

この作品は人間が元々持っている
『善と悪』の2つ側面を描いた作品だからです。
善なる存在は、炭治郎をはじめとする
鬼殺隊のメンバー全員で、自分が犠牲になっても
人の役に立とうとする100%利他主義の存在です。

無惨との戦いでは、名もない鬼殺隊のメンバーが
自分の命と引き換えに柱の役に立とうとしたり、
柱は、他の柱のために自分の命を投げ出して
ものすごいチームプレーで戦いました。

23巻の最後には、
「誰一人欠けても勝てなかった」
という言葉がありましたが
まさしくその通り。


悪の存在は、無惨を筆頭とする鬼たちで
自分の欲望を叶えるためだけに
他人を利用することをなんとも思わない
利己主義の存在です。

特に無惨の考えは、

「殺した人間は大災にあったと思い

残された家族は、自分は無事だったと感謝し

元の生活を続ければいい」

という純度100%利己的な存在。

自己中を極めれば無惨になるわけですね(苦笑)

そして大切なことは・・・

私たち人間の中には、リトル無惨とも呼べる
「利己主義の心」が確かにあること。

だから、鬼たちが永遠の命を求めたり、
自分の欲望を追求する姿に
ほんの少しだけ「共感」することが
できてしまうわけです。

悪の存在である鬼たちも
過去には辛い体験があり、
炭治郎たちに出会うことで
善なる気持ちを取り戻し消えていきます。

つまり、私たちには、
鬼の「悪の心」と鬼殺隊の「善の心」
の両方があるわけですね。

まさしく清濁併せ持った存在。

そんな「善の心」と「悪の心」が話し合ったのが、

23巻の炭治郎と無惨の掛け合いにありました。

無惨は散りゆく最後の瞬間、

自分の意思を炭治郎に託し、

完璧な究極の生物として生きろと言います。

自分のことだけを考えて

俺の意思を受け継げ。

死ぬ時でさえ、自分のことしか考えない
まさしく悪の象徴。

だけど、人間であれば、
この純度100%の悪も理解できてしまいます。

決して意味不明の提案だとは思わない。

しかし、純度100%利他主義の炭治郎は
無限の命はいらないみんなの所に帰りたい
そう言って無惨の呪縛を振りほどきます。

そして無惨は1000年以上も生きてきて

孤独の中で死んでいくのです・・・

正確には、
最初からずっと孤独だったわけですね。

この作品の大きなテーマは、

利他主義で生きると、孤独から解放され
本当の仲間ができる。

その象徴が「鬼殺隊」で、
損得勘定がない本当の仲間の姿です。

それに対して利己主義で生きると
鬼になり、無限の欲望に支配され
結局、孤独の中で死んでいく。


まさしく、無惨の最後がこれで
1000年も自分の欲望を満たし続けたにも関わらず、
ずっと「孤独」の中にいたわけです。

そして実は、これは現代を象徴する現象で、
実際は多くの人が孤独を感じて生きている。

例えば、

SNSで沢山いいね!が欲しい。
常にスマホを見て誰かと繋がっていたい。

それらは全て無意識的に「孤独」を感じていて
その結果として現れた現象です。

都会のマンショションでは、
昔から隣に誰が住んでいるのかさえ分からず、
さらに現在はコロナの影響で
人と人の繋がりが薄くなってしまいました。

だから、現在大ヒット中の「無限列車」で
煉獄さんが最後に言った言葉。

『心を燃やせ』

『胸を張って生きろ』

という言葉が刺さるのだと思います。

鬼滅の刃の中には、

親から一切の愛情を貰えず、

孤独と共に生きてきたカナヲがいます。

カナヲは「Hole理論」でお伝えしている
サメタイプですが、

一切の感情がなく、

自分で何も決めることができなかった彼女が

鬼殺隊という利他主義の組織に入り、

自分の使命を見つけ生きる意味も見つけました。

この平和な現在において、

これだけ鬼滅の刃が支持される本当の理由は、

『孤独』と『生きる意味』

に関係しているのかもしれない。

鬼滅の刃に出てくる柱や炭治郎たちが

魅力的に映るのは、

孤独ではなく、生きる意味を持っているから
より輝いて見えるのではないか?

そして、おそらく作者の
吾峠 呼世晴さんご自身が
強烈な孤独の中で育ち、カナヲと同じく
ご自身の使命を見つけられた人なのではないか?
と想像しました。

最後にカナヲは「Hole理論」のサメタイプと伝えましたが、
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ちなみに、

炭治郎はヒツジタイプ、
伊之助はオオカミタイプ
はハリネズミタイプ

です。

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すでにめちゃくちゃ売れていますが、
まだ読まれていない方は、ぜひ読んでください。

日本の漫画の歴史を変えた素晴らしい本です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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