新章Vol.9 失い続ける原因はこれだ!
こんにちは、内山です。
シリーズでサラリーマンから
プロコーチとして独立するための道のりを書いています。
前回は、
『自由になるために必要なたった1つのこと」
という話をしました。
昨日の記事はこちら!
https://c-efficacy.com/1703-2/
今回のテーマは、
『失い続ける原因はこれだ!』
です。
テーマは厳しいですが、
めちゃくちゃ大切なことをお伝えします。
昨日、『プロ』コーチとして
サラリーマンから独立するためには、
必ず『スキル』が必要という話をしました。
俺自身、「スキルを磨く」なんて、
カビが生えるほど古くさい言葉だと思っています。
もう相当、昔から言われていますよね?
しかし実際、それができているのか?
といえば微妙だと感じる人が多いのも確かです。
まず、こんな話から・・・
俺がよく行くスーパーに
ボディビルの日本大会に出場している男性がいます。
もうパッと見て、筋肉隆々なことは分かります。
まさしくこんな感じ(笑)
太い首、分暑い胸板、肩の筋肉も盛り上がり
異常に太い上腕二頭筋が服の上からでもすぐに分かります。
彼の年齢は37才。
いつも彼のレジで買い物をしているので
色んな話をします。
彼によると日本ボディビル選手権で
入賞もしたことがあるそうで、
身体を鍛えることが大好きとのこと。
しかし、ボディビルダーの世界は
お金になることがほとどんどなく
コンテストで優勝しても賞金は5万円程度。
ほとんどの大会は、賞金すらないそうです。
優勝商品はプロテインが普通らしいです。
つまり、日本一になっても
5万円しか貰えないそうなんですね。
しかも、ボディビルダーは日本に沢山いますが、
「プロ」として働いている人は
日本にたった1人しかいません。
そんな彼の悩みは、
好きなボディビル活動はできているけど、
好きな仕事ができていない、ということ。
スーパーに貼ってある張り紙を見る限り
アルバイトの時給は920円。
1日8時間働いたとしても7360円です。
もしあなたが、彼にそんな悩みを相談されたら
どんなアドバイスをしますか?
いかがでしょうか?
日本コンテストで入賞もしている彼が
なぜ、普通の高校生と一緒に
レジ打ちアルバイトをしなければいけないのか?
その答えは、
スキルが足らないからです。
もちろん、彼はボディビルダーとしての『実力』はあります。
それは間違いなく高い実力だと思います。
しかし、その実力を活かして『プロ』になるため、
つまりお金を稼ぐためにはスキルが必要です。
この関係性がめちゃくちゃ大切です。
彼の場合、
筋肉を正しく、早く、大きく、綺麗につけることに
熟知していると思いますが、
それは「ノウハウ」と呼ばれるもの。
筋肉を早く大きくするノウハウといってもいいでしょう。
例えば、効果的に筋肉をつけるためには、
インターバルを短くして
セット間は30秒から1分以内にする。
大きな筋肉から集中して鍛えるなど。
沢山のノウハウがあります。
それに対してスキルは、
『実際にノウハウを活かすこと』
ここで「活かす」という意味は、
お金に変えるということです。
ノウハウを活かしてお金を稼ぐ。
例えば、フィットネスジムで
お客様の望みに合わせて
筋肉を効果的につけるお手伝いをする。
つまりノウハウを、
誰かの役に立てているわけですね。
ノウハウとは知識。
スキルとは知識を活かす技術。
こうした違いがあります。
知識が沢山ある人。
例えば、東大卒業のクイズ王は
ノウハウ、知識の塊です。
しかし、そんな彼が
お金を稼げるのか?といえば、
正直、かなり難しい。
なぜなら彼にはノウハウがあっても
スキルがないからです。
どれだけノウハウがあっても
スキルがなければ色々なモノを失い続けるでしょう。
また、
紅の豚のポルコの名言、
『飛べない豚はただの豚』
は、
いくら飛行機を操縦する知識(=ノウハウ)があっても
実際、その知識を活かせないのであればただ豚と同じである。
という意味。
飛行機が最もエネルギーを使う時、
それは滑走路をぶっ飛ばして飛び立つまでの時間です。
ゴゴゴゴー!と機内に響き渡る大きな音を出し、
エンジンをフルスロットルで回しながら突っ走る。
この瞬間が最もエネルギーを使います。
しかし、一度、飛び立ってしまえば、
あとはほとんどエネルギーを使いません。
これはコーチ資格を取った人が
プロになる時にも同じで、
助走期間が最もエネルギーを使います。
そして多くの人が、
ここで脱落してしまうわけですね。
具体的に言えば、コーチ資格を取った後に
30万、50万、80万、100万と
コーチング契約を結ぶこと。
1つの目安として、
サラリーマン時代の月収よりも高い契約を
頂くまでが助走期間です。
CEのスクールの場合、早い人だと
ゼロスタートから3ヶ月以内に
20万、30万、50万円の契約を取る人がいます。
過去には3ヶ月以内に100万円以上の契約を取る人もいました。
コーチ資格とは、
一定の知識(=ノウハウ)を習得しましたという意味。
ノウハウだけではプロになれないので
スキルが必要になります。
つまり、今回お伝えした
ボディビルダーの彼と同じ。
『ノウハウを活かすために必要なことがスキル』
この視点があればもう大丈夫です。
そして「プロ」コーチになるために必要なスキルが、
「コーチングスキル」と「文章スキル」
と昨日のメルマガでお伝えしました。
昨日の記事はこちら!
https://c-efficacy.com/1703-2/
なんだか長い前置きになりました(苦笑)
今日は「コーチングスキル」と「文章スキル」のうち
「コーチングスキル」
についてお伝えします。
下の図をご覧ください。
この図は、ノウハウとスキルの関係性を
抽象度の高低で表わしたもの。
まず関係性の話として理解して欲しいことは、
ノウハウの上位概念がスキルである
ということ。
上記のピラミッドをご覧ください。
ノウハウが下にあって、
その上にスキルがありますよね?
つまり、スキルとは
多くのノウハウで支えられているということ。
スキルの抽象度が高く
ノウハウの抽象度は低いわけです。
分かりますか?
あえて、ワンピースで例えると(無理矢理だな〜苦笑)
火の能力者であるエースと
マグマの能力者である赤犬が殴り合うと
必然的に赤犬が勝ってしまう。
抽象度の大切な概念は、
「上位概念が下位概念の全て含む」
ということ。
赤犬とエースの関係でいえば、
赤犬の実態はマグマだから、当然、エースの火も含むよね?
ということ。
だから能力で戦えば
エースは絶対に赤犬に勝てません。
なぜなら赤犬の能力が、
エースの上位互換だからです。
これは数学と九九の関係性でも同じで、
数学の中には九九も含まれています。
つまり、
数学>九九
という抽象度の概念が成り立っているわけですね。
それでは、もう一度、
ノウハウとスキルの図を出します。
「プロ」コーチになるためには、
コーチングスキルが必須である、とお伝えしました。
つまり、コーチングをする(=スキル)ためには
体系的なノウハウ(=知識)が必要ということ。
そして、このスキルは、
スクールによって全く異なります。
例えば、俺が知っているコーチングスクールでは、
コーチングとは、
『クライアントのエフィカシーを上げること』
と学びます。
確かにこれは間違いではありませんが、
それじゃー具体的にどうやって上げるの?
というスキルは残念ながら教えてくれません。
つまり、ノウハウは学べますが、
上位概念であるスキルは
学べないままコーチ資格だけ貰います。
これはとても残念なことで、
コーチ自身が『確かに人生が変わった実感』
を得ることができずに
コーチ活動をしなければいけません。
なぜなら、自分のエフィカシーを上げる
スキルも分からないままだからです。
このシリーズの第2話で、
『確かに人生が変わった実感』の大切さを
書いているのでぜひ読んでください。
記事はこちら
https://c-efficacy.com/新章vol-2-最初にして最大の試練/
ノウハウだけでコーチングをするということは、
例えば、
ミラーリングとか
クライアントのゴールは否定しない、
過去の話はしない、
すべて受け入れましょう、
こうした細々としたノウハウです。
これはスキルではないため
コーチングの効果はほとんど発揮しません。
最後に、CEのコーチングスキルをお伝えすると
「Hole理論」と「コーチング」を融合しています。
「Hole理論」でクライアントの心の穴を塞ぎ
その上でコーチングをするということ。
もちろん、CEだけのオリジナルです。
「Hole理論」の話をすると
本を何冊も出さないといけないくらい長くなるので
簡潔にお伝えすると
「心の穴」があると
そもそも『本当にやりたいゴール』は分かりません。
「Hole理論」については、
こちらのタイプ診断からチェックしてください。
毎日、メールで学ぶことができます。
タイプ診断はこちらから
『エピソード2の人生へ進むための』無料タイプ診断 をされるかたはこちら
今の時代は、
現状の外の大きなゴールを達成したい!
よりも
幸福な人生を歩みたい!
という人が圧倒的に多いです。
おそらくあなたも、
何か信じられないくらい
デカイゴールを達成したい!
というよりも
人生そのもののクオリティを上げたい、とか
今より幸福を感じて生きたい、とか
心に火を灯して生きたい、
本来あるべき人生を生きたい、
という価値観の方が強いのではないでしょうか?
俺はこれからの時代は、
こうした価値観の方が
ますます強くなってくると感じています。
そして、そうした人生のことを
『本来あるべきエピソード2の人生』
と名付けました。
あなたが、『プロ』コーチになって
サラリーマンから独立したい、
自由になりたいと思っている
その背景には、
本来あるべき充実した人生を送りたい
幸福を感じて生きたい
と感じているかもしれません。
今回も長いメルマガになりましたが、
とても大切な話をしました。
ぜひ、参考にしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
明日は、「文章スキル」についてお伝えします。
お楽しみに!