人生はメンタルが9割 心の穴研究家 内山和久のブログ

世界が広がる瞬間

生き方

神奈川県の境に二子新地という駅があります。

近くには多摩川が流れる場所で、川を渡ると東京都。そこには二子玉川という駅があります。

二子新地と二子玉川。

二つの駅は川を渡ればすぐの場所ですが、東京23区の中で土地の価格差が最もある場所として有名です。

二子新地は神奈川県の川崎市で、駅の周囲には正直、何もありません。

二子玉川は東京都世田谷区で、駅の周りには大型施設が立ち並び、オシャレな街、住みやすい街ランキングで上位にくる街として有名です。

二子新地から二子玉川を観ると、川を挟んで高層ビルが立ち並ぶ都会。距離は近いけど、多摩川を挟んでいるため、すぐに行けない場所です。

これは以前、二子新地で生まれ育った人に聞いた話ですが、自分が住んでいる街は何も変わらないのに、隣の駅はドンドン栄えていく。

高層ビルが次から次にできていくその姿を眺めながら、大きくなりました。

その人は

「なぜ、自分の住んでいる場所は変わらないのに、隣の駅だけ栄えていくのか?」

「どうしてなんだろう?」

とずっと疑問に思っていたそうです。

そしていつしか、そこに浪漫を感じるようになり、将来は絶対に向こう側の世界に行こう!と思ったそうです。

その人は大きくなり、実際に二子玉川に住んだ後、六本木に住み、今はシンガポールに住んでいます。

人の世界が広がる瞬間は、誰しもあって、そこにあるのは「探求心」です。

純粋に「すげー興味がある!」というワクワク感(笑)

釣り好きの少年であれば、最初は近くの池からスタートして、次は隣の池に行ってみよう!、もう少し遠くの遠くの池に行ってみよう!、と徐々に興味の幅が広がっていきます。

そこから川に行ったり、湖に行ったり、海に行ったりするようになるわけですね。

最初は小さな興味の点から始まり、そこから「探求心」をベースに世界が広がっていく。

これは現在、世界のトップにいるような人でも、最初は小さな点からスタートしています。

たとえば、現在、大リーグで活躍している大谷選手でも同じで、最初はお父さんとキャッチボールする所から始まり、リトルリーグに入り、高校野球で甲子園を目指すようになり、プロに入って、さらに上を目指して大リーグに行きました。
これも純粋な「探求心」がベースだと思うんですね。

これは今回のオリンピックで金メダルを獲得された人や、ビジネスの世界で成功されている方も、最初は小さな興味の点からスタートして、そこから徐々に世界が広がって、今のその人を形作っています。

今回は、小さな興味って大切だよねー!という話でした(笑)

追伸:子どもがいる方や、教育業に携わる方は、子どもの小さな興味もめっちゃ大切だと感じています。