人生はメンタルが9割 心の穴研究家 内山和久のブログ

吾峠呼世晴さんについて書いてみた

心の穴コーチング

こんにちは、内山です。

今日は「鬼滅の刃」の作者、
吾峠呼世晴さんについて書きます。

吾峠さんはめちゃくちゃ謎な人で、
先生に関する情報はほぼありません。

分かっていることは、
福岡県出身の女性で、
自画像にワニを使っているくらい(笑)

 ※これ!

鬼滅ワールドを描いた人なので、
とんでもない人であることは間違いありません。

俺は普段、出版社の社長もしているため、
話題になった本は目を通すようにしています。

昨年、鬼滅が大ヒットしたということで、
とりあえず読んでみるか、という軽い気持ちで、
Amazonでポチッと買った時は、
正直、あまり期待していませんでした。

「どうせ、ピーーーー(放送禁止用語)だろ!」

と思っていました。

あの時はスミマセンでしたm(_ _)m

実際に読んでみると、
その世界観は素晴らしく、
涙を流すシーンが何度もありました。

そして最終巻まで
読んで思ったことは、

「作者の吾峠呼世晴さんは、
一体、どんな人生を送ってきた人だろう?」

ということ。

物語が素晴らしいのは間違いない。

絵にもセリフにもエネルギーがこもっている。

だからこそ、そんな作品を生み出した
吾峠さんに興味が湧きました。

これが今回の記事を書くキッカケです。

あなたは吾峠さんってどんな女性だと思いますか?

俺は少なくても、
普通の人生とは無縁の人で、
「鬼滅の世界観」を生み出した
壮絶な人生を歩まれてきた人ではないか?と感じました。

なぜなら、鬼滅のキャラクターは、
ほぼ全員が過去に絶望を体験しているからです。

炭治郎であれば、第1話で家族を惨殺され、
柱もそれぞれに絶望を体験をしています。

その悲惨な体験はハンパなく
「これでもか!」というくらい徹底的です。

さらに敵である鬼はもちろん、
鬼舞辻無惨ですら、
不治の病になるなど過去に絶望を体験しています。

登場するキャラクターが、
こんなにも絶望する作品が過去にあったでしょうか?苦笑

少なくても俺は知りません。

そして・・・

作者は自分を投影するキャラクターを
作品に登場させることがあると聞いたことがあります。

『もし吾峠さんが、自分を投影させたキャラクターを出しているとすれば、
それは一体誰だろう?』

そう考えた時に、俺はカナヲではないか?

と思いました。

カナヲといえば、親から一切の愛情を貰えず、
ある日、ぷつんと感情がなくなった少女。

そしてコインを投げて自分の行動を決めていました。
こうした壮絶な体験が、もしかすると吾峠さんにもあるんじゃないか?

そう思いました。

もしそうだとすれば、絶望を経験している
キャラクターが沢山出てくるのも納得ができる。

そして鬼滅ワールドの大きな特徴と言える、
深い感情表現を生み出すに至った理由も分かります。

ここから吾峠さんが
カナヲに自分を投影させていると考えて
ストーリーを見ていきましょう!


カナヲが炭治郎と最初に出会った頃、

「私は全部どうでもいいから、自分で決められないの」

と話していました。

そんなカナヲに対して炭治郎は、

「カナヲは心の声が小さいだけ」

「人は心が原動力だから、心はどこまでも強くなれる!」

と励まされます。

カナヲは炭治郎と出会ったことで
まさしく「絶望の人生」から「幸福な人生」へ
向かっていくことになります。



カナヲは無惨との最終決戦で、
自分の使命を見出し、
命がけで炭治郎を助け出します。


そして無惨を倒した後お互い見つめ合い涙を流します。

なんと、最終巻の最後に驚きの事実が書かれていました。

それは炭治郎とカナヲが結婚したこと。

そして2人の子孫が現代で活躍していることです。

最後に学校まで元気よく走って登校しているのが
炭治郎とカナヲの子孫です(笑)

ここで少し「鬼滅の刃」の話をすると、
作品のテーマは、「孤独から幸福に至る物語」です。

それはまさしくカナヲがその象徴で、感情を失った少女が、
最愛の人と出会い、自分を取り戻し、さらに生きる意味を見出し
幸福な人生を歩む姿が描かれています。

ある意味、壮大なラブストーリー。

そして孤独の象徴として描かれているのは、
鬼舞辻無惨を筆頭とした鬼たち。

鬼は人間を遥かに凌駕する力を持っていますが、
誰ともつながらず、
ただ自分の欲求を満たすために生きている孤独な存在です。

過去に壮絶な体験をしたことが理由で
鬼になったキャラクターも沢山出てきますが
基本的に自分の欲求を満たすことだけを考えています。

沢山の部下を作ってきた無惨ですら
最後はたった一人で戦い
そして自分の意思を炭治郎に継がせようとしますが、
結局、孤独のまま消滅してしまいました。

つまり1000年以上も生きてきたにも関わらず、
ずっと孤独な存在だったわけですね。

そして、おそらく「孤独な存在」とは、
現代人を象徴しています。

今はコロナの影響もあり、
ほぼ全員がマスクをして、
人と距離を取った生活をしています。

そしてスマホに繋がりを求める人が多いのも孤独の象徴でしょう。

「インスタ映え」なんて言葉も流行りましたが、
いくら映えた写真を撮っても
実際の生活が映えてなければそれはただ虚しいだけです。

そうした時代だからこそ、煉獄さんの名言である

『心を燃やせ!』

『胸を張って生きろ!』

という言葉が刺さるのだと思います。

人は心から信頼できる人と繋がることで
孤独から解放され、そして自分の使命、
生きる意味を見つけることで
「幸福な人生」に進めると思います。

柱や炭治郎たちが魅力的に映るのは、
信頼できる仲間と心から繋がり、
生きる意味を持っているからより輝いて見える。


おそらく吾峠さんご自身も、
孤独の中で育ち、心から信頼できる人とつながって
ご自身の「生きる意味」を見つけられた人なのではないか?と想像しました。


だから「鬼滅の刃」はこれほどまでに人の心を動かすのだと思います。

ぜひ一人の鬼滅ファンとして
また出版社の社長として吾峠先生にインタビューしてみたいです。

 ちなみに「Hole理論」でいえば

 炭治郎はヒツジタイプ
伊之助はオオカミタイプ
善逸はハリネズミタイプ
カナヲはサメタイプ

です。

あなたは誰と同じですか?笑

興味がある人は、下記の10個の質問に答えてください。

タイプ診断はこちらから。
https://resast.jp/page/fast_answer/5926

では!