Hole理論コーチング  ここが自分の居場所だと思える人生へ

【本質】3つの時間の捉え方『時間は未来から過去に流れる』『時間は存在しない』徹底解説

Hole理論

こんにちは、内山です。

今回は『3つの時間の捉え方』という話をします。

「内山さん、時間って3つも捉え方があるの?」

そう思われる方もいるかもしれません。

ポイントは時間に対する『捉え方
ここが変わると人生全体のクオリティも変わります。

時間の捉え方①
『過去→現在→未来』

一般的な『時間』の捉え方は
時間には流れがあって

過去→現在→未来

と過去から現在に向かっている。

このように考えらています。

これが時間の捉え方①です。

一応、説明します。

例えば、あなたの家の冷蔵庫を開けると
色々な食品が並んでいます。

なぜ、冷蔵庫に食品があるのか?

それは過去にそれらの食品を買い
あなたの家の冷蔵庫に入れた人がいるからです。

それはあなたかもしれないし
家族の誰かかもしれない。

だから、まだ発売されていない
1年後の牛乳が入っていたり
100年前のチーズが入っていることはありません。

これは『過去→現在→未来』という
時間軸の流れがあるから。

今日、買った牛乳は
明日になると1日古くなる。

これが一般的な
時間の流れの捉え方です。

ここまではOKですか?

時間の捉え方②
『未来→現在→過去』

コーチングでは時間の流れを

『未来から過去に流れる』

と考えます。

つまり、『未来→現在→過去』という捉え方。

これはとても斬新な考え方で
認知科学の領域ではこのように
時間を捉えることがあります。

時間が『未来から過去に流れる』とは
どのようなことなのか?
分かりやすく解説します。

例えば、あなたが正月休みに
ハワイに行くと決めたとします。

年越しはハワイで迎えて
ゆっくりしよう!

あなたがこう思ったとします。

そうすると今日から、
ハワイへのフライトを調べたり
ハワイに持っていく物を用意したり
ハワイ滞在時のスケジュールを決めたりします。

なぜ、あなたはそのような行動をするのか?

それは先に未来を決めたからです。

未来を決めると
今、やるべきことが決まる。

これは当たり前の話ですが
ハワイ旅行に行かない人が
ハワイに行く準備をしません(笑)

少しコーチングの説明をすると

先に未来を決めることをゴール設定と呼び
ゴールを設定するから
今するべきことが浮かび上がってくる。

これがコーチングの核となる
とても重要な時間の概念です。

つまり、コーチングとは

「何ができるのか?」で考えるのではなく
「何をしたいのか?」で考える。

これが『未来→現在→過去』という捉え方です。

「何ができるのか?

という考え方は、
過去にあなたがやってきたことがベースになっています。

つまり、過去から未来に時間は流れるというスタンス。

例えば、転職したいと思った時に、

「何ができるのか?」という視点で考えると

  • 私はこんな資格を持っています。
  • 私はこんな職歴があります。
  • 私はこんな経験や実績があります。

こうした過去をベースにした
考え方をします。

過去に経理の仕事をしてきた方であれば
別の会社で経理をしよう。

今まで営業職をしてきた人であれば
次はなんの営業をしよう?

こうした過去をベースにした
考えが中心になることがあります。

この「過去から未来を考える」リスクは
人生の可能性が小さくなること。

なぜなら、すでにできること
これまでの経験をベースに未来を考えるからです。

例えば、

過去:私はこれまでにこんな経験をしてきた。

未来:だからこの経験を活かしたことをしよう。

こうした具合です。

人は経験したことがあることよりも
経験したことがないことの方が圧倒的に多い。

これはあらゆる人に当てはまります。

過去の経験をベースに考えると
未来の可能性を狭くしてします。

こうしたリスクがあります。

しかし、時間は未来から過去に流れるという
未来ベースの考え方を採用すると

「何ができるのか?」ではなく
「何がしたいのか?」という問いかけに変わります。

「何がしたいのか?」には
過去は一切関係ありません。

『あなたがやりたいことはなんですか?』

このとてもシンプルな問いかけになります。

仮にあなたがやりたいことが

『スペインに移住すること』

だとすれば、その未来ゴールに向けて
今日が決まります。

例えば、

  • スペインで何をするのか?
  • スペインに移住するためには何が必要か?
  • スペインのどこに住むのか?
  • スペインでどんなライフスタイルを送るのか?

未来を決めることで今が決まる。

これが時間は未来から過去に流れる捉え方の特徴。

もちろん、未来は自由自在。
どんなことでもOKです。

この思考を徹底的に続けてきたのが
今や世界一の大富豪となったイーロン・マスクです。

マスクは小学生の頃から

『人類を火星に移住させる』

ゴールを掲げていました。

それから約30年の時間をかけて
実際に宇宙事業をスタート。

そして驚くべきことに
マスクは2024年に火星へ
友人探査機を送ると宣言しています。

まさしく先に未来を決めた少年が
実際に火星にたどり着こうとしているわけです。

これが時間は
「未来から過去に流れる」捉え方であり
コーチングのコアになっている考え方です。

時間の捉え方③
時間は存在しない

ホーキング博士の再来と言われている
イタリアの天才物理学者カルロ・ロヴェッリ博士は

「時間は存在しないよー!これは本当だよ!」

と言ってます(笑)

この内容は2019年に発売された
『時間は存在しない』という著書に書かれていて
世界35カ国でベストセラーになっています。

カルロ博士の主張はある意味、
地動説から天動説になったような
インパクトを与えました。

カルロ博士の主張を
分かりやすく説明します。

今は原子時計というものすごく正確な時計があり
同じ時計を高い場所と低い場所に設置すると

高い所では早く
低い所ではゆっくり経過する。

つまり、この地球では
高い所と低い所で時間の流れが違う。

こうした実験結果が出ています。

なぜ、そうなるのか?

その理由は
重力の影響を受けているから。

このように説明されています。

アインシュタインが
相対性理論で示された通り
速度によっても時間は変わる。

つまり時間は一定ではなく
場所や速度よって異なる、ということ。

「これって変じゃね?」

カルロ博士は言います。

そしてカルロ博士は

そもそも『時間なんて存在しない!』と言います。

話を進めると・・・

我々が発明した時計は
ただの機械で時間を計測するものではない。

時間という「ない」ものを
「ある」ように感じているだけだ、と。

例えば、同じ目に見えないものでも
『温度』は実際にある。

宇宙に目を向けると
太陽の温度は高く、冥王星の温度は低い。

太陽のように表面温度が
6000度を超える星もあれば
マイナス200度で氷に覆われた惑星もある。

宇宙には温度という概念が実際に存在し
温度計はそれを数値化している。

正確に測れる温度計は
全宇宙のどこでも使うことができるが、
時計はそうではない。

高低差で変わったり、
速度が違えば大きく変化する。

温度は画一的だが
時間は変則的である。

これがカルロ博士の主張です。

それではなぜ、
我々が時間があると思うのか?

それは「時計」の影響が大きい。

たとえば、我々は秒針がカチカチ動くと
時間が経っていると感じます。

しかし、それは時間がある証明にはなりません。

ただ、我々の脳が
秒針がカチカチ動くことを
時間が経過していると認識している。

アヒルのヒナが最初に見た動く者を
親だと思うのと同じで

我々は時計は時間を計測するものだと
教えられてきたからそう信じているだけ。

この地球で生活していると
朝には太陽が昇り、夜には太陽が沈む。

だから我々は時間が経ったと感じる。

しかし、それは地球が自転をしているからで
時間とは関係がない。

ただの現象である、と。

このような説明をされています。

実に興味深いですよね?

これらの話はカルロ博士の主張を
分かりやすくデフォルメしていますが
おおよそ、このようなことを言われています。

もし、カルロ博士の主張が正しければ
タイムマシンというのものあり得ない。

なぜなら、時間という概念そのものがないからです。

そう考えてみると
『なぜ未来の地球人が現在にこないのか?』
この理由にも納得ができます。

来ないのではなく
来れないわけですね。

原文で読みたいという方は
ぜひカルロ博士の著書を読んでみてください。

どの時間が正しいの?

ここまで3つの時間の捉え方を説明しました。

個人的に大切だと思うことは

どれか1つが正しくて
あと2つが間違っているわけではなく
あなたの脳がどれを認識しているのか?

という『認識論』の話に集約します。

たとえば、カルロ博士が主張される
『時間は存在しない』というポジションに立つと

時間の流れは
『過去→現在→未来』でも
『未来→現在→過去』でもありません。

なぜなら、そもそも時間は存在しないわけですから
ないものに流れもありません。

だから時間なんて気にしなくていいし
気にするだけ無駄じゃない?

というスタンスを取ってしまうかもしれません。

「過去は一切関係ない」というリスク

『未来→現在→過去』という
ポジションが正しいと思うと

時間はあるに決まっているし
『過去→現在→未来』の流れは間違っている。

こうした解釈になります。

このポジションを取るリスクは
「過去は一切関係ない」
というスタンスを取ること。

この解釈の間違いは、かなり危険です。

「もし」の話です。

もし、あなたが

  • 自分に自信がない。
  • やりたいことが分からない。
  • 色々、不安で行動できない。

こうした状況が続いて
なんとか人生を変えたいと思って
コーチングを受けたします。

しかし、そのコーチが

「過去は一切関係ないです!」

『未来だけをみてください」

というスタンスを取っていたらどうでしょう?

きっと、あなたは

それは頭では分かりますが、
それができないから
コーチングを受けたんです。

と感じるでしょう。

しかし、あなたのコーチは言います。

『過去は一切関係ありません!』

『アファメーションをしてください!』

『セルフコーチングをしてください!』

『エフィカシーをあげましょう!』

と。

するとあなたは
いやいや、ですから、
それができるんだったら
誰も苦労しないですよ!

今の苦しい状態を抜け出すために
コーチングを受けているんです。

こうした平行線を辿る危険性があります。

そして実際、こうしたことが
かなり起こっていることを知っています。

スコトーマの原理原則

なぜ、こうしたことが起こるのか?

それはコーチとクライアントで
時間の捉え方が違うからです。

コーチの時間の捉え方は
『時間は未来から過去に流れる』

そして、ポイントはコーチが
これが正しいと信じている所です。

1つのことを正しいと信じれば
そこにスコトーマが生じます。

スコトーマとは心理的盲点という意味で
本当は見えているのに認識できない情報を指します。

例えば、赤色の物を探して!と言われたら
青色の物が見えなくなってしまう。

つまり1つのことにフォーカスすると
それ以外のことが見えなくなってしまう。

これが『スコトーマの原理原則です。

まさしくスポットライトを浴びている状態で
それ以外が見えなくなります。


何かを信じるということは
それ以外の可能性を捨てるということ。

今日、示唆しただけでも
時間には3つの捉え方がありました。

1つの捉え方を信じると
あとの2つを排除してします。

自分が絶対に正しくて
相手は間違っている。

こうしたスタンスになってしますわけです。

つまり、「過去は一切関係ない」というスタンスを取ると

なぜ、自信がないのか?
なぜ、やりたいことが分からないのか?
なぜ、色々な不安を感じて行動できないのか?

こうしたクライアントの本質が理解できません。

正確には理解する必要もありません。

なぜなら、『過去は一切関係ない』からです。

『未来を向きましょう!』

『仮でいいからゴールを立ててください』

こうした一方通行のコーチングになってしまいます。

なぜ、クライアントがそのような状態にあるのか?

それは間違いなく『過去』に原因があります。

前回の投稿で「キム化」の話をした通り、
キム化は過去の体験と経験が原因です。

『キム化』を一言で説明すると

いつも同じ失敗を繰り返し
そのことに本人が全く気づいていない状態のこと。

もし、

間違っていることを正しいと信じていて
さらに間違っていることを
その本人が全く自覚していないとしたら・・・

そして、いつも同じ失敗を繰り返している状態。

こうした状態で

『未来を見ましょう!』

『ゴールを設定しましょう!』

と言われたら・・・?

はたして未来は正しく見えるでしょうか?

こんなことを書いている俺自身も
以前は、このスコトーマにハマって

クライアントの力になることができませんでした。

詳しくはこちらに書いているので
よければ読んでみてください。

「思ってもみなかったスコトーマの話」
https://c-efficacy.com/思ってもみなかったスコトーマの話/

こうした経験から

「Hole理論」では
まずは「過去」から「現在」を観て
最優先でキム化を解くこと。

その後に未来を向く。

こうしたスタンスを大切にしています。

未来の可能性を閉じるスタンス

次に時間の流れは
『過去→現在→未来』であるというポジションを取ると

時間はあるに決まっているし
『未来→現在→過去』は間違っている。

こうした解釈になります。

このポジションを取り続けるリスクは

すでにできること、経験したことの範囲で考え
行動してしまうことです。

それによって人生の可能性が
縮小する可能性があります。

現在の脳科学の常識は

『我々の脳はとにかく変化を嫌う』

こと。

人は安定を求め変化を嫌う。

だから基本的に人は新しいチャレンジはしません。

年をとれば取るほど
新しいことをしなくなる。

これは脳の機能なので仕方ありません。

『過去→現在→未来』のポジションが強くなると
過去をベースに未来を考えます。

例えば、

私は過去にこんな経験をしてきた。

この経験を未来に活かそう!

こうした考えになるわけですね。

3つの時間の捉え方は
どのポジションに立つか?という
『認識論』に集約される。

つまり、どれか1つが正しいではなく
どのポジションを採用するのが
今の自分にとって正しいのか?

これを見極めることが
まずは大事です。

昔から
「押してダメなら引いてみろ」
と言われる通り

1つのポジションを正しいと思うと
そこにスコトーマが発生します。

だからこそ、なんのために
そのポジションを採用するのか?

この視点から考えることが
オススメです。

具体的なポジションの取り方

過去→現在→未来

未来→現在→過去

時間は存在しない

いずれのポジションを取るにしても
現在の状態がベースになります。

過去に囚われていると言っても
生きているのは今だし

100%未来視点に立っても
今を生きています。

なぜなら、我々は肉体がベースにあるため
時空を飛び越えることができないからです。

時間は存在しないというポジションでも
今のあなたの状態がベースになります。

我々は常に五感を通じて情報を仕入れ
そして世界を認識している

私たちは必ず五感をベースになり
その情報を元に思考し行動しています。

例えば、目から仕入れた情報を元に
目的地まで歩いたり

耳から仕入れた情報を元に
緊急事態を察知したり

鼻から仕入れた情報を元に
食べ物が腐っていることを察知したり

肌から仕入れた情報を元に
暑いとか寒いと察知しています。

だから、五感では認識できない
時空を飛び越えた話や
死後の世界などは考えなくてOK。

なぜなら、たとえあったとしても
我々は人間である限り
絶対に認識することができないからです。

今回の『時間』という概念も
実は五感で認識することができません。

確かに我々は生きているし
いつかは死にます。

だから、我々は『時間』がある・・・

ように思えます。

しかし、カルロ博士は

それは時間がある証明にはならない。

『世界は出来事のネットワークである』

と主張されています。

宇宙は出来事ででてきて
それは変化してゆく。

小さな星と星がぶつかり
1つの大きな星ができ
そこでも様々な出来事が起こり
決して静止することなく、
出来事が生じ続ける。

こうした変化を『時間』と認識しているのが
我々の脳である。

このように主張されています。

俺はカルロ博士の著書を読んで
ガツン!と後頭部を殴られた気がしましたが、

確かにこれも1つの出来事です(笑)

今回の記事を読んでくれた人に
最後にお伝えしたいことがあります。

時間は過去から未来に流れているのか?
それとも未来から過去に流れているのか?
はたまた時間は存在しないのか?

いずれにしても、

今、この瞬間だと思えることは
出来事の連続で、それは全宇宙に広がっています。

つまり、我々は
変化し続ける宇宙の一部ということ。

例えば、あなたが過去に
ショックなことがあったとします。

喪失感と絶望感に苛まされ
なかなか立ち上がれない。

これもカルロ博士に言わせると『1つの出来事』。

そしてその出来事は
あなたの中で変化し続けて
あなた自身も変化し続けています。

我々の死亡率は100%ですが
それも変化の一部と捉えることもできます。

いずれにしても
今だと思えるこの瞬間に
どんな出来事を残すのか?

我々、人間にできることは
結局の所、ここに集約されます。

過去の出来事はショックだった。

だから、同じ出来事を二度と味わいたくない。

このように考えるのは実に自然なこと。

しかし、先ほどお伝えした通り、
宇宙は出来事のネットワークだとしたら

今だと思える瞬間に
どんな出来事を起こすのか?

ここにフォーカスするしかありません。

何かを行動することが怖くて
なんの出来事も起こさないのか?

もしくは、5感を超えて(人智を超えた)
宇宙にオーダーをして
のぞむ未来を引き寄せようとするのか?

もしくは、我々人間にできる
5感の範疇で、具体的な出来事を起こすのか?

どのポジションを取るかで
人生に大きなインパクトを与えます。

人生も出来事の連続です。

俺は人は幸せになるために
生まれてきていると信じています。

カルロ博士の言葉を借りれば

『幸せ』も出来事のネットワークと言えます。

ある人の幸せは

大好きだと思う人と
一緒に紡いでいく出来事かもしれないし

またある人の幸せは

自分の能力を開花させ、磨き
人のお役に立っていく出来事の連続かもしれない。

幸せとは『出来事のネットワーク』だとすれば、
必ず人と人とのつながりが必要になります。

俺が今回、こうした記事を書いたのも
一つのつながり。

過去、未来、そして現在。

我々、ホモ・サピエンスの凄い所は
脳は時空を超えることができること。

未来に時空を超え、ゴールを設定し
今だと思えるこの瞬間に我々の肉体を使い
何かしらの出来事を宇宙に示す。

また過去へと時空を超え
そこで失敗という出来事から何かを学び
新しい出来事を今、だと思えるこの瞬間に
宇宙に示すことができる。

こうしたことができるのが
我々、人間です。

これって考えてみたら
本当に凄いことです。

今のあなたは
人生という出来事の連続の課程で
これからどんな出来事を
宇宙に、世界に、人に示すのか?

人が生きる目的があるとしたら
それは幸せだと感じる出来事を続けること。

あなたは今だと思えるこの瞬間に
どんな出来事を宇宙に示しますか?

もしくは、示したいと思いますか?

それでは!

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