三浦春馬さんから観る「Hole理論」
こんにちは、内山です。
いま地方出張で佐賀県に来ています。
つい先日、
俳優の三浦春馬さんが自殺したというニュースが飛び込んできました。
少し気になって
三浦さんのことを調べてみたのですが、
「Hole理論」でお伝えしている「サメタイプ」でした。
もし「Hole理論」のレポートを読まれていない方は、
下記のタイプ診断から
あなたのタイプと、解説を読んでみてください。
サメタイプについても、
こちらのレポートに書いています。
タイプ診断はこちら
『エピソード2の人生へ進むための』無料タイプ診断 をされるかたはこちら
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三浦春馬さんの心の穴
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ここからの話は、
タイプ診断レポートを読まれたという
前提で話していきます。
三浦さんが持っていた「心の痛み」は、
サメタイプ特有の、
「決して安心できない」というもの。
サメは泳ぎ続けないと死ぬことで有名ですが、
これは「サメタイプ」の人も同じ。
とにかく我武者羅に仕事をし続け、
ずっと動き続けていることが多いです。
周りの人から観れば、
めちゃくちゃ仕事をするので、
「この人すごい!」となりますが、
実は、その行動の源泉には
「強迫観念にも似た巨大な不安」
が根底にあります。
実際、三浦さんの仕事仲間から印象を聞くと、
とにかく真面目で、遊びが一切なく、
役に没頭するために、
毎回、身を削って仕事をしていた。
三浦さんに近しい人ほど、
こんな印象を持たれています。
これはサメタイプの人の特徴に
ピッタリと当てはまります。
三浦さんは4才から親に言われて
役者の道に入ったそうですが、
まず間違いなく、
ずっとこのスタンスを取られてきたはずです。
周りの人からすれば、
毎回、凄い演技をするので、
「天才子役」という印象を持ちますが、
その根底にあるのは、
やはり、
「強迫観念にも似た大きな不安」
があるわけです。
実は、「一流の役者」には
2つタイプあって、
1つは「役に没頭するタイプ」
もう1つは「役を憑依するタイプ」
です。
まず「役に没頭するタイプ」とは、
ロバート・デ・ニーロのように
役作りのために
髪の毛を引っこ抜いて
わざと髪を薄くする人や、
役になりきるために
ムキムキに身体を鍛えるというタイプの人です。
もう1つの「役を憑依するタイプ」とは、
今回の三浦春馬さんのように
まるで自分の人格の上に
役の人格を憑依させます。
2つのタイプの決定的な違いは、
確固たるアイデンティティがあるかないか?
ということ。
役に没頭できるということは、
確固たる自分が大前提としてあって
その自分が役を演じきります。
それに対して、
「役を憑依するタイプ」は
確固たるアイデンティティがありません。
個が薄く、希薄で、
自己主張ができず、
だからこそ、他人を憑依させることができます。
俺たちが、受けるイメージとしては、
役を演じる役者さんは、
その人の個性が前面に出ている。
キャラクターが強いというイメージが持ちます
それに対して役を憑依させる役者さんは、
その人の個性が薄く、
何を考えているのか分からない
ミステリアスなイメージを持つでしょう。
サメタイプの人は
基本的に確固たるアイデンティティがないことが多く、
役者で言えば「役を憑依するタイプ」になりがちです。
それでは、なぜ、サメタイプの人が
「決して安心できない」
「心の穴」があるのか?
それは、100%の確率で、
「家庭の中で安心を得られなかったから」
です。
自分の家というのは、多くの人にとって
安らぎや安心感があります。
たとえば、
あなたが自分の部屋に1人でいる時に
自然体でいられるのは、
少なくても安心感を得ているからでしょう。
自分の部屋で、
横になって、お菓子を食べながら
好きなテレビを見る。
そうした経験は多くの人が
体験してきていると思います。
しかし、サメタイプの人は、
自分の部屋に1人でいるのに、
「常に緊張している」
そして、それがコンフォートゾーンになっている。
そのような人生を送ってきています。
「今、私は緊張をしている。」
それが実感として分かるということは
安心している瞬間があるからです。
安心という感覚があるからこそ、
緊張が分かるわけです。
しかし、サメタイプの人には
安心という感覚がないため、
緊張が多いか少ないかという実感しかありません。
だから、熟睡することもできません。
サメタイプの人は
ほぼ100%の確率で睡眠障害があります。
普通の人であれば、
昨日は熟睡できなかった、とか
なかなか眠れなかった、
そうした経験を1度はされますが、
サメタイプの人は、
毎日、熟睡することができません。
必ず睡眠が浅く、
多い人は夜中に何度も目を覚まします。
それでは、なぜ、
熟睡できないのか?
それは、寝ている時でさえ
緊張しているからです。
これは、
多くの人にとってイメージしにくい話ですが、
たとえば、アマゾン川のジャングルで
たった1人で寝ることを想像してみて貰えれば
分かりやすいかもしれません。
ジャングルでたった1人。
携帯も、懐中電灯も、食べ物も何もない。
自分の身を守ることができない状態で、
いつ猛獣が現れるかもしれない、
そんな場所で、
たった1人で寝なければいけないとすれば
誰しも熟睡することはできません。
いつ、茂みの向こうから
猛獣が飛び出してくるのか心配で
なかなか寝ることができないし、
仮に寝れたとしても、
少しでも物音が鳴れば、飛び起きるくらい
浅い睡眠になるでしょう。
おそらく、三浦春馬さんも、
常に緊張と共に生きてきて、
舞台の本番前に緊張が高まり、
舞台が終わると緊張は多少は緩みますが、
決して安心できな精神状態にいたはずです。
「Hole理論」では、
こうした生き方のことを
「エピソード1の人生」と呼んでいます。
各タイプには、それぞれ特徴的な
「エピソード1の人生」があって、
それぞれ「特徴的な心の痛み」を持っています。
サメタイプの人であれば
「決して安心できない」
という心の痛み。
「エピソード1の人生」の最大の落とし穴は、
「頑張るか、頑張らないか」
の二択になることです。
つまり、頑張っても、頑張らなくても
「出口の外には出ることはできない」
ということ。
三浦さんの場合であれば、
「安心を求めて」
必死に行動し続けてきたわけですが、
それは「出口がない迷路」の中で
行動をし続けている状態のこと。
あっちにぶつかり、こっちにぶつかり、
彷徨い続けた感覚があったと推測します。
これは本当の辛いことです。
想像を絶するツラさだったと思います。
そして、これはサメタイプだけではなく
各タイプのそれぞれ「心の痛み」を持っています。
「Hole理論」では、
人は誰しも「エピソード1の人生」からスタートし、
心から望む「エピソード2の人生」に進む。
と定義しています。
これは以前のメルマガで紹介した
ハンターハンターのメルエムの記事が
まさしくこの内容を書いています。
よければ、こちらの記事をどうぞ。
Facebookで1000いいね!以上の評価を得ています。
こちらの記事。
もし、あなたが人生に苦しさを感じているのであれば
それは「エピソード1の人生」の袋小路に入っている可能性があります。
そして、その袋小路の中でいくら頑張ってみても
絶対に出口はありません。
なぜなら、そもそも出口がないからです。
俺たちが本当に望む人生とは、
今とは違うパラダイムに存在しています。
パラダイムが違うということは、
全く違う領域に「エピソード2の人生」があるということ。
昔から止まない雨はないといいますが、必ず辛くて厳しい状態から抜け出すことができます。
応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。